虹色の騎士団

外はバケツを引っくり返したように、
強い雨が降っていた。

空からも、そして足元からも。

沢山の水が弾けて、体があっという間に濡れていき、傘なんか全く役に立たない。

むしろ、持ってるだけ走るのに邪魔だ…!

傘を閉じ、特徴のある木の下に置き再び走り出す。

走っては周りを確認するを何度も繰り返しながら…

ひたすら捜した。

だけど…雨降ってるし、

勿論、街灯なんかある訳ねーし…

暗すぎて、本当に近くしか見えなくて…

結局森を抜けて、
滝まで行っても凛は見つからない…。

「どこ……行ったんだよ……っ!」

周りを見る時以外、殆んど走っていたからさすがに息が苦しくて……

オレは濡れた地面に座り込む。

一旦戻って、懐中電灯持ってこよう…。

そう思い、息を整え立ち上がろうとした時…

目の前に、スニーカーに包まれた足が現れた…。

ゆっくり足から視線を上げていくと…

……凛がオレを、見下ろしていた。