そー言えば、昨日夕飯食べ損なったんだ…。

「……。」

「どうしたの?」

急に黙り込んだら、真宵が心配してくる。

「いや…腹減ったなぁ……って……。」

くきゅるるー…

オレの言葉に頷くみたいに腹の虫も悲しそうに鳴き出す。

「ああ…そうか。

…でも、朝食が出来るまでもう少しかかりそうだったし…。」

いつも、この時間に起きて、朝のジョギングして

朝風呂で汗流してから朝ごはん食べてたからなぁ……。

「あ、そうだ…。」

真宵はポケットに手を入れて、何かを取り出す。

「日向、ちょっと こっち向いて。」