虹色の騎士団

んーっ!と伸びをして布団から起き上がり、
ケータイの目覚ましを止める。

「日向、入ってもいい?」

廊下から真宵が声をかけてきた。

「あー、いーよ。」

襖が開き、八分たけの胸元が広めに空いたTシャツに、黒いジーンズという

珍しくラフな服装の真宵が部屋の中に入って来た。

「おはよう、日向。」

「おはよ、今日は和服じゃないんだな。」

「久々に仕事の予定がないからね。」

下ろした髪を少し触り、微笑む。