虹色の騎士団

(あー…。なるほど…。)

ピン…と来た未来は、少し笑ってしまう。

酔っぱらった日向に可愛く甘えられて
理性が飛びかけた…そんな所か…。

「とにかく…頼む…!!」

「そ、それは…構わないけれど……」

ぐったりと抱えられてるとは思えない凛の声の気迫に押され、

真宵は狐矢太を呼び、凛に言われた事を伝える。

「さあ、行っておいで。」

ケーン!!!

流れるように廊下を飛んでいった狐矢太を見送りながら、未来は考えた。

(ぼくは、タイミング逃しちゃったかー…
うーん…勿体ない…)