虹色の騎士団

「あー、お腹減っ……」

真宵と一緒に入って来た未来は、
最後の『た』を言う前にピタッ……っと止まり、やっぱり じーっ…と横断幕を見つめた。

その隣で真宵が、あからさまに眉をしかめて嫌そうに溜め息をつく。

…自分の名前が入ってるだけに、何でかオレまで居たたまれない恥ずかしさを感じ始めてしまう。

いや…、これは純粋に誠さんの誠意なんだから、そんな風に思っちゃ駄目だ……っ!!

唯一無反応だったのは、彼方先生。

ちらり…と横断幕に視線を向けただけで、あっさりと席に座り全く気にならない様子だ。

…それはそれで嫌なんだけど…。

「先生さ…、あれ気になんないの…?」

そう質問したオレに、興味なさそーな声で答える。

「…私室でなければ、問題ない。」

そーゆー風に割り切れるのも凄い。