「いい加減にしなさいっ!!!」
ポコッ!
「いたっ!」
ポコッ!!
「…っ!」
それぞれ一発ずつ。
頭にゲンコツをもらった2人は、
お仕置きされた子供のように
ぽかん……と口を開けて
「お母さん役」を勤めた人物を見つめる。
「喧嘩両成敗です!
反省しなさいっ!!」
「…すみません……。」
素直に謝るリンの向かい側で、
カナタは、憮然とした態度で黙りこくっている。
「カナタ………?
貴方も
ちゃんと、
反省できますね……?」
「………善処する…。」
普段、優しい
「癒し担当」を
本気で怒らせると
一体、どういう事になるのか…。
以前、そういう状況を体験してしまった
この2人は、
見に染みて分かっているのだ。
ここは、素直に従っておくのが一番…。
……素直に従った結果、
その後、
強制的に握手までさせられてしまったのには
リンも、
流石のカナタも
思い出したくない「思い出」が増えたとしか
言いようがなかったのだが…………。
ポコッ!
「いたっ!」
ポコッ!!
「…っ!」
それぞれ一発ずつ。
頭にゲンコツをもらった2人は、
お仕置きされた子供のように
ぽかん……と口を開けて
「お母さん役」を勤めた人物を見つめる。
「喧嘩両成敗です!
反省しなさいっ!!」
「…すみません……。」
素直に謝るリンの向かい側で、
カナタは、憮然とした態度で黙りこくっている。
「カナタ………?
貴方も
ちゃんと、
反省できますね……?」
「………善処する…。」
普段、優しい
「癒し担当」を
本気で怒らせると
一体、どういう事になるのか…。
以前、そういう状況を体験してしまった
この2人は、
見に染みて分かっているのだ。
ここは、素直に従っておくのが一番…。
……素直に従った結果、
その後、
強制的に握手までさせられてしまったのには
リンも、
流石のカナタも
思い出したくない「思い出」が増えたとしか
言いようがなかったのだが…………。

