パサパサパサパサ…。
しんみりとした気持ちでヒナタの像を眺めていた時、
天井の方から、何か軽い音が聞こえて来た。
「??」
音が聞こえてくる方を見ると、
薄い紙切れで出来た蝶々みたいなのが部屋の中をグルグル飛び回っている…。
パサパサ…は、こいつの羽音…みたいだけど…。
何だあれ………。
紙の蝶々は、ゆっくりと降りて来て、
差し出された真宵の人差し指に止まり…
「うわっ!!!」
手品みたいに『ぽんっ!!』と一瞬で燃え、消えて無くなった…!!
「ま、真宵…それ…」
「叔父さんが業を煮やしたようだね…。」
誠さんが?
「全く…歩いて探せばいいものを…。
さ、行こうか。日向。」
え?ええっ??
真宵に促され、
訳が分からないまま、
とにかく『ヒナタの像』の前から離れる。
再び長い廊下を歩き、『談話室』と書かれた木の札が入り口に付いた部屋に入って行った。
しんみりとした気持ちでヒナタの像を眺めていた時、
天井の方から、何か軽い音が聞こえて来た。
「??」
音が聞こえてくる方を見ると、
薄い紙切れで出来た蝶々みたいなのが部屋の中をグルグル飛び回っている…。
パサパサ…は、こいつの羽音…みたいだけど…。
何だあれ………。
紙の蝶々は、ゆっくりと降りて来て、
差し出された真宵の人差し指に止まり…
「うわっ!!!」
手品みたいに『ぽんっ!!』と一瞬で燃え、消えて無くなった…!!
「ま、真宵…それ…」
「叔父さんが業を煮やしたようだね…。」
誠さんが?
「全く…歩いて探せばいいものを…。
さ、行こうか。日向。」
え?ええっ??
真宵に促され、
訳が分からないまま、
とにかく『ヒナタの像』の前から離れる。
再び長い廊下を歩き、『談話室』と書かれた木の札が入り口に付いた部屋に入って行った。

