虹色の騎士団

「相変わらず、元気そうで
なにより。」

何となく 淡々と真宵が言うと、
叔父さんは、さも悲しそうにオーバーな感じで両手を広げ、
やれやれ…と首を振る。

「お前は、相変わらずドライだな…。

…お…?」

オレの方を叔父さんが見た…と思ったら、『シュン!』と言う感じで…

あっという間に目の前に現れた……!!!

「な……」

何だっ!!!今のっ!!

「キミが我が兄と甥の想い人、舞乙女と言う訳だね?

む…ふーむ!!

こりゃ…素晴らしいオーラだ!!」

口をパクパクして後ずさってしまう…。

今の…どうやって…。

「ちょっとー!!誠さーん!!

可愛い日向がー、こーんなに怯えてるじゃないですかー!」

「日向、大丈夫…?
…怖い物を見たね。」

2人がオレを気遣うように、肩に手を置いたり、頬っぺたに触ったり好き勝手にしてくる…。