虹色の騎士団

目的の駅に着き、
ようやくラッシュから解放されると、

オレのドキドキも収まっていく。

一応、ホームの鏡で自分の瞳を確認してみたけど色の変化もないし…。

…まだ、そんなに揺らいでないのかもしれないな……。


……今日は、側に皆もいる事だし、大丈夫…だよな…?

気持ちを切り替え、鏡から離れる。


…この駅は、遊園地目的に降りる人が殆んどらしく

楽しそうに笑いあうグループ、

はしゃぐ子供と、その手を両側から優しく繋ぐ両親、

ぺったりと密着して歩くカップル、

沢山の人が改札口に向かって歩いてる。

「予想以上ですね、これは…。」

兄貴が驚いたような、
感心したような声で話す。

「……こんなに人が多いなんて……参ったな……。」

そう呟きながら、
真宵が、ちょっと困った顔をしていた。

「大丈夫か…?」

心配して声をかけると、

「…ああ…。余計な物を見ないように、閉じておけば大丈夫…。」

……閉じる?

何の事か気になったから聞こうと思ったんだけど、
真宵はクルリ…と後ろを向いてしまった。