結局あれ以来
、誰かに力を分ける事も、
分けられる事もなかったんだけど…。

うっかりしてると…

色々思い出しそーで、
今は、なんか

ヤバい……。


恥ずかしくなってきて
未来の顔、見れない…。

「オレ…帰る。

…兄貴に心配かけちゃってると思うし…。」

のろのろと立ち上がると
ドアに向かって俯きながら歩きだす。

「あー、ちなみに香澄、下にいるよー。」

え?下に???

思わず振り向いて、
未来の顔を見る。

「折角だからー、
みーんなで朝ごはん食べたいなーと思って♪

それにー、折角の夏休みなんだから
色々計画しないとねー♪」