虹色の騎士団

「お前が このルート通って来るなんて久々だな」

思い出すように、ちょっとだけ遠い目をして微笑む凛に、にやっ…と笑いかける。

「だろ?なんか懐かしくねえ?」

足を拭き終わり、部屋に入る。

…見事に殆んど変わってないなー…。

物も少ないし、本棚の中身が変わった位かな?

「相変わらず、なんか殺風景だな…。」

「……それ、未来にも言われたけど…

他に必要な物なんてないだろ。」

…必要な物しか置かないから、殺風景なんだな…。