虹色の騎士団

窓から明るい部屋の中を覗くと、カーテンの隙間から凛の背中が見えた。

洗いざらしの髪のまま、
机に座ってる。

…まさか、もう夏休みの宿題に手、つけてるとか…?

コンコン!

窓をノックすると驚いて振り返り、

立ち上がってカーテンと窓を開ける。

「よっ!!」

「日向…!!」

「悪い、何か拭くもの貸して」

久々に屋根の上歩いたもんだから、足の裏がザラザラする…。

凛は直ぐに察して、足拭きを持ってきてくれた。