虹色の騎士団

次の日…。

教室に入ると、
既に真宵が女の子に囲まれている姿が目に入った。

…朝から大変だな…。

そんな風に思いながら自分の席に鞄を置いた時…。

「日向っ…!!」

女の子をかき分けて、
真宵がオレの前に来る。

……目がキラキラしてるし、
何か頬っぺも赤いし………。

その状態で、
いきなり机の上にあった手を握られる。

「おはよう、日向…。
昨日は、よく眠れた…??」

「お、おう……」

「良かった…。
俺も、キミを思いながら
眠った…。

久々に、凄く幸せな気持ちだったよ…

ありがとう…日向…。」

一気に教室がざわめきだつ…。