虹色の騎士団

「父は…自分の中にある『騎士の魂』に気付き、

課せられた
もう1つの使命がなんなのかを確かめる為…
自分の力を注ぎこみ、無理矢理その封印を説いた…。

そして…、『騎士の記憶』をも知る事になった。」

部屋の中には、真宵の声しか聞こえない…。

全員が話しに引き込まれ、ただただ黙っている。

そんな感じだった。

「全てを知った父は

異世界を救う手立てはないものかと
日々思案し、移動方法を模索した。

だけど、今から17年前…

父は、異世界の滅びを感じ…

…それ以来、自分が役目を果たせなかった事を苦しみ続けた…。」