こいつ…何でそんなのが見えたりするんだ…?
それが、藍闇の騎士の力…って事なのか?
「お邪魔します…。」
考えてる内に、
真宵はオレより先に上がり、脱いだ靴を揃えた。
「こっちでいいの?
それとも…、キミの部屋で2人っきりで話す?」
からかうように聞いてくる。
オレは、玄関に置いてある靴をちらり…と見てから答えた。
「…他のやつも来るから
リビングで…。」
「ああ…ずっとキミの側にいた人?
静かで…だけど熱く燃えるような力強い炎のオーラ…。」
「…とにかく、こっち」
先に立ってリビングに入っていくと
予想通り、既に彼方先生がソファーに座って待っていた。

