虹色の騎士団

…体育なら、少しは真宵と話せる時間があるかも……。

そう思った時、
オレ達の教室から、更衣室に向かう為。

クラスメイト達が
、どやどやと話しながら出て来た。

「あれっ?

日向、具合良くなったのか??」

「あ、うん。もー大丈夫。」

友達と簡単に喋っていると…

教室の前の扉から真宵が姿を現した。

こちらを見て、一瞬、
ふっ…と微笑み、そのまま1人で歩き出す…。

「ちょっとゴメン!」

話し相手に謝ってから真宵の後を追い、声をかけようとした時…。

「真宵君!!
更衣室、そっちじゃないよ!!」

あと一歩という所で
女子の集団が真宵を、わっ!!っと取り囲む。