虹色の騎士団


一瞬、保健室の中が
しーん……と静まりかえる…。


何か他にも喋るだろうと思って、期待して待ってるオレ達を尻目に…。


待たせてる当の本人は窓から目を離さず、

手元のカップからコーヒーを飲み始める…。

………。

え?お、終わり…?


先生の落ち着きように、
逆にオレ達が再び慌てだしてしまう。

「い…いやいやいや!!
マジだって、先生!!」

「彼方さん!!俺も見たんです!!
信じられないけど事実なんですよ!!」

「ふん………。」

………。

ふん…………???

その馬鹿にしたよーな
ふん…は何だよ!!

ふん…はっ!!!!!