虹色の騎士団

その後、慌てて保健室に来たオレと凛は、

2人同時に、わーわーと話始めてしまい、

『ここは猿山ではない』
と、彼方先生に追い出されそうになった。

落ち着いて1人が話そうと言う事にしたら、

今度は、お互い譲りあって、どちらも話し出さず…。

結局、
もろに苛々とした様子の先生に指名され、

オレが真宵の事を伝える事になった。

「…あり得ない。」

彼方先生は憮然とした表情で窓を見つめながら、

オレの話をバッサリ切り捨てた。