「ふぁ………。」

眠い……限りなく眠い……。

昨日、本読んでたら、
寝るの遅くなったからなぁ…。


あの後…

兄貴が泣き止んでから、リビングを見ると、

結局、ほんの少しだけ早い時間に早退してきたらしい凛もいて、

全員で
未来が買って来てくれた
ケーキを持って、
オレ達の家に帰った。

ケーキは、
未来が「美味しくて人気だ」って言った通り、
ホントに旨くて、
口の中で甘くとろけていった…。

そして、1ヶ月経った今、

オレは、兄貴と2人で何も変わらない生活を送っている。