虹色の騎士団

「僕は…怖いんです…。

災厄が…もしも
皆を奪っていくような事になったら…。


彼方は香澄の手を握り、顔から外して、優しく
キスをする…。

「大丈夫だ…。
もう、誰も居なくなりはしない…。

日向も凛も未来も…。

そして、私は お前を一生手離すつもりはない。」

ソファーに、香澄の体を
そっと横たえる。

「彼方……。」

「忘れるな…。

私が お前の側から居なくなる事はない…。

例え来世でも…
私は必ず、お前の隣にいる……。」

「かな…た…。ん……」

「私がお前を忘れないように、お前も忘れないだろう…。

この燃えるような快感を
魂に焼き付けて…。

未来永劫、私達の魂は一つだ……。」