虹色の騎士団

「…………。」

先生がオレを離して
、すっ…と立ち上がる。

1人にされるのが怖くて動揺したオレは、思わず先生の腕を掴んだ。

「大丈夫だ…。
ここにいる。」

ベットサイドから、何かの薬を取りだし、
オレに渡す。

「それを飲んで寝ろ…」

薬を見つめる……。

多分、これ飲めば眠れるんだろうけど、

どうしても『夢』を見るのが怖くて仕方なかった…。

「…それを飲めば、
夢を見ずに眠る事が出来る。」

「夢を見ずに…?」

「…私があちらで作っていたものだ…。

…この世界の睡眠薬程、強いものではないが…」

「…先生が…?」