虹色の騎士団

「ここ、どこ…?」

「私の部屋だ。」

そう言えば、初めて
先生の部屋に来たんだから、知らなくて当然か…。

「兄貴は……?」

「他の2人と共に、
お前の家の結界を調べている。」

結界…なんて張ってあったんだ、あの家…。

「あの手……。」

聞こうとしたら、
先生に遮られる。

「今夜は思い出さずに、眠れ……。」

「でも…。」

目を閉じるのが怖い…

あの腕の夢を見そうで怖い……。