虹色の騎士団

「…具合は、どうだ。」

目の前に彼方先生の顔………。

「…パンダさん……」

先生は答えずに、
オレの腕を持ち上げ脈を取る。

喉に違和感を感じて、反対の腕で触ってみると…

何か、布のような物が巻かれてる…。

「オレ……なんで…?」

「風呂場で襲われ、意識を失った…。」

風呂場で………?

その途端、
オレの首に巻き付いた『青白い手』を思い出し………

怖くて叫んだ。