「……………。」
歌い終えたオレは、
開いた膝に両肘を乗せ、組んだ両手を額に置き、
深い深い溜め息をつく………。
死にたい……
いっそ、この場から走り出して、
誰も知らない土地で
静かにやり直させてもらいたい……。
「日向君っ!!」
兄貴が左側から、
「日向ーっ!!!」
凛を挟んだ右側から未来が、
勢いよく
オレに抱きついてきた。
「日向君……!!
可愛い…可愛い過ぎます……っ!!!」
「日向は、ぼくの心臓を
爆発させるつもりっ?
なんなの?その異常な可愛いさはっ!!!」
か、可愛いって…。
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