虹色の騎士団

オレは歌本を
ぺらぺらめくながら、

『ある事』が気になり、本をテーブルに置いた。

ジュースを、ちびり…ちびり…と飲む。


まずい………。

「日向君??」

全員がオレを
じーっ……っと見ている。

この期待してるよーな
嫌ーな空気…。

大体、一番って歌いづらいっていうか…。

その時…。

「あー♪ぼく、
一番に歌いまーす♪」

そう言うと、
未来はデンモクを
扱い慣れた感じで手に取り、

ちょっと見てから、番号を送信する。

……た、助かった。