虹色の騎士団

駅前にある大きなカラオケに行き、

受付を済ませて部屋に入る。

彼方先生は、部屋を見回して、
ふむ…と言った感じで感想をもらす。

「案外、狭いものなんだな…。」

「いえ、この人数ですし、
これでも広い方ですよ。」

彼方先生は思った通り
初めて、って感じだけど

兄貴は、やっぱ、
カラオケした事あるんだなぁ。

いつ行ってたのか気になって聞いてみたら、

『高校生だった時、
クラスの女の子達に
学校帰りに何回か
連れてこられた。』そーな。

「僕としては、早く家に帰って、
夕飯の支度をしたかったんですけれど…」

ああ…、
ほぼ強制参加状態で
連れてこられたのか…。