「彼方さんっ!!!」
物凄い怒鳴り声に
びくっ!っとして
反射的に振り向くと…。
オレの後ろも
「物凄い事」に
なっていた。
凛が…。
いや…多分…
コレ、凛…だよな…。
オレの知ってる凛は、
黒い短髪に、
黒い瞳。
「平均的な日本人」
の「色」だったハズだけど…。
オレの後ろにいる
「今の凛」は。
燃えるように真っ赤な
髪、
赤い瞳。
体から湯気のように
ゆらゆらと…。
赤いオーラ…?
的な物を漂わせながら、
怒りの視線で、
兄貴と彼方先生の方を
睨み付けている。
「な、ななな…!!」
思わず後ずさるオレには
目もくれず、
凛はずいっ!
っとキッチンの中に
足を踏み入れた。
ぐったりした兄貴を
軽々と支えつつ。
彼方先生は、
面白そうにほくそ笑みながら、
そんな「赤・凛」の
姿を眺める。
「何で貴方はそうやって…!
やり過ぎると香澄さんに負担がかかるって事が、
どうして理解出来ないんですか!!」
「…まるで、沸騰したヤカンだな…。
大体、コレは
お前とて
しなくてはいけない事のはずだが…?」
「やり方と頻度に問題があると
忠告したはずです!
それでは、香澄さんが元の姿に戻ってしまう!!」
凛が そう言った時。
彼方先生の腕の中で
ぐったりしていた
兄貴の体に
突然の変化が現れた。
物凄い怒鳴り声に
びくっ!っとして
反射的に振り向くと…。
オレの後ろも
「物凄い事」に
なっていた。
凛が…。
いや…多分…
コレ、凛…だよな…。
オレの知ってる凛は、
黒い短髪に、
黒い瞳。
「平均的な日本人」
の「色」だったハズだけど…。
オレの後ろにいる
「今の凛」は。
燃えるように真っ赤な
髪、
赤い瞳。
体から湯気のように
ゆらゆらと…。
赤いオーラ…?
的な物を漂わせながら、
怒りの視線で、
兄貴と彼方先生の方を
睨み付けている。
「な、ななな…!!」
思わず後ずさるオレには
目もくれず、
凛はずいっ!
っとキッチンの中に
足を踏み入れた。
ぐったりした兄貴を
軽々と支えつつ。
彼方先生は、
面白そうにほくそ笑みながら、
そんな「赤・凛」の
姿を眺める。
「何で貴方はそうやって…!
やり過ぎると香澄さんに負担がかかるって事が、
どうして理解出来ないんですか!!」
「…まるで、沸騰したヤカンだな…。
大体、コレは
お前とて
しなくてはいけない事のはずだが…?」
「やり方と頻度に問題があると
忠告したはずです!
それでは、香澄さんが元の姿に戻ってしまう!!」
凛が そう言った時。
彼方先生の腕の中で
ぐったりしていた
兄貴の体に
突然の変化が現れた。

