「ヒナタも、そう言ってましたよ。
私は、舞乙女の歌を一つも知らないって。」
やっぱりヒナタも知らなかったのか…。
でも、それじゃ…。
「舞乙女の歌は、
魂に刻まれた歌…。
必要な時が来れば、
必ず歌える。
昔から伝わる書物にそう書かれているのを
神殿に来たばかりの頃、見つけたんです。」
「それは知らなかった…。」
凛が呟く。
「まあ…、舞乙女さえ
それを知っていれば、
取り立てて話すような
重大な事ではないですからね…。」
兄貴が、すまなそうな顔をして凛を見た。
私は、舞乙女の歌を一つも知らないって。」
やっぱりヒナタも知らなかったのか…。
でも、それじゃ…。
「舞乙女の歌は、
魂に刻まれた歌…。
必要な時が来れば、
必ず歌える。
昔から伝わる書物にそう書かれているのを
神殿に来たばかりの頃、見つけたんです。」
「それは知らなかった…。」
凛が呟く。
「まあ…、舞乙女さえ
それを知っていれば、
取り立てて話すような
重大な事ではないですからね…。」
兄貴が、すまなそうな顔をして凛を見た。

