未来は、
切なそうな顔しながら
溜め息をつく。

「日向はー、大人の男心を分かってないなぁー…

折角、紳士としてー、
これ以上は我慢しよーって思ってたのにー…。」

そ、そんな悲しそうに
言われても…!!

「ま、マジで違うからな!!!」

オレは慌てて
真っ赤になりながら否定する。

…あのキスだって、十分未知の世界だったのに、あれ以上のキスなんかされたら……!!

なんつーか…

色々なものが絶対、
おかしくなる気がするし…!!!


…『色々なもの』って何?って聞かれても、
オレ自身、上手く説明出来ないけど……。


「……ん。
もー大丈夫そうだねー?」

え???

にこっ!っと笑い、オレの頭をぽんっ!ってする。