虹色の騎士団

「凛に吸われた力をー、

また普通に吸い出せばいーんじゃないかなぁー?」

んな事、分かってるよっ!!!

「もしかしてー…
風邪が、うつるの気にしてるのー?」

「違うっ!!」

未来は、首をコクッ!
っと横に傾げる。

うー…言わなきゃ分かんねーか……。

「オレ…さ…。」

「うん♪なぁーにー?」

そ、そんな満面の笑顔されても…。

「…………だ。」

小声で、ぼそぼそ呟く。

「えー?なぁにー?
聞こえないよー?」

しゃがんで近づいてきた。

「だから……!!

…………んだ。」

「えー??」

耳元に手を当てて、
オレの口に限界まで近付けてくる。