虹色の騎士団

「助かった……!!」

オレは胸に手を置いて、深く息を吐く。

「日向はー大袈裟だなぁー。

赤頭巾ちゃんみたいに
食べられるーって思ったー?」

「お、思ったよっ!!」

なんか、くらくらするし…

体、熱いし…

「ふーん…。」

妙に、生返事だな…。

「へー…。

それが、
陽光の舞騎士の姿か…。」

顎に手を置き、呟く。

え?

「…オレ…
色、変わってる…?」

「うん。
ロックやってるーって感じかなーっ?」

以前、オレが持ったのと似たような感想を言われた。

あー!!
もう!!!

凛の馬鹿がっ!!

力、吸いすぎなんだよっ!!!

当の本人は、
今になって
よーやくグッスリ寝てるし!!!