虹色の騎士団

んー、と未来は考えこむ。

「妬けるのもあるけどー、
これはこれで、
いい光景ーってゆーかさー。」

は…?



「日向のその顔ー、

えっちっぽくってー…♪

なんか、こっちまで
熱くなってきちゃうなーって…♪」


「冗談言ってる場合かーー!!!」

半泣きになりながら
頭を無理矢理上げて怒鳴ると、

ようやく布団まで
、のんびり歩いて来る。

「もー…
冗談じゃないのになー。

ほーら、凛、大丈夫だよー。」

凛の腕を、あっさりと開き、

オレの腰を抱え、ひょいっと持ち上げ、布団から少し離れた畳の上に下ろしてくれた。