虹色の騎士団

「痛い!!
凛、痛いっつーの!!」

「………駄目だ。」

「は???」

「……日向とは、
俺がする……。」

「……お前、何の話してんだよ……!!」

片手で、
オレの頭をグイっ!
と引き寄せ、

熱っぽい唇を少し開いて

唇に、ちゅ…っと音を立てて吸い付いてくる。

その途端、体に電気走ったみたいになって…

…………!!

なんだよ…これ…っ!!

すううぅ……。

オレの中の力が、凛に吸い出されていく。

「…なーんだー。

俺がするーって力の受け渡しの事かー。

…一瞬、えっちな事かと思っちゃったー。」

「み…てないで、助けろっ…!!!」

唇が離れた瞬間に叫ぶと、また頭を押さえられて力を吸い出される。