虹色の騎士団

「ぼくも日向にー、それやって欲しーなー…」

人差し指をくわえて、いかにも羨ましそーな声を出す。

綺麗な顔なのに、
こーゆー表情するんだ…。


「み…未来が熱出したらな……。」

「じゃあー…
オプションでー

添い寝もね♪」

「風邪がうつるだろっ!!!!」

言った瞬間、
手首を引っ張られて、

布団の上に…

と、言うか…

凛の上に、突っ伏す。

上半身を凛の上に乗っけたまま、

脇の下から腕を回されて、
ぎゅーっ!!!と
力一杯抱きしめ…

いや…、
この場合、
締め付け、と言った方が……。