虹色の騎士団

案の定、凛も
直ぐに目をつぶり、

気持ち良さそうに、ふうっ……
と、ため息を吐いた。

しばらくして、
もういいかな?と思い、

額から
ソロソロ…と手を引っ込めると…

「……………。」

「………わーかったって!!
ずっと、乗っけてるからっ!!」

もう一度、手を乗せると、
目を閉じる…。

…無言の圧力、
かけんなよな………。


「………いいなー…。」

台所の入り口から上半身だけ出して、

未来が こっちを眺めてた…。

……い、いつから見てたんだよ……。