虹色の騎士団

「ありがとな…未来。

ここに、引っ越して来てくれて…さ…。」

未来が来てくれたから、

これからは、
この家に凛が1人で
いる事もなくなったんだよな…。


未来の右手がオレの頭を、
ぽふぽふ撫でる。

「日向は、いい子だねー…。」

優しい顔で見つめられて、
なんか、ちょっと照れる……。

「日向のそーゆー優しい所
、見せられたら…、

…ぼく、もっと好きになっちゃうよー?」

立ち上がりついでに、頬っぺに軽くキスされた…!!

「そ、その過度なスキンシップ…やめろよな…」

「んー?ぼくー、アメリカ人だから
無理ー♪」

そのまま、
軽い足取りで
台所に向かって行く。

「……半分、日本人じゃねーか…。」