虹色の騎士団

「あれ……。

…日向………??」

額に熱冷ましの冷たいシートを貼って、パジャマ姿の凛が
、茶の間にふらり…と現れた。

「具合、どうだ?」

「ん……

大丈夫………」

そー言いつつ顔、真っ赤だし、

何となく体も、ふらー…ふらー…って
させてるし…。

「お前…

まだ、思いっきり
具合悪いじゃねーか!

何で、起きて来てんだよ!!」

「なんか……

下から………

声が聞こえたから……」

その時、

台所に居た未来が、凛の
側にスタスタ歩いて来て、

ぎゅーっと胸の中に
抱きしめ、頭を撫でる。

「よしよーし…、

1人で寝てたからー寂しくなっちゃったねー、凛。

ココに布団ひいてあげるからー、ちゃーんと寝てよーねー」