虹色の騎士団

「何だよ!!
今のっ!!!」

「え?

あー…日向、ごめんねー。

ぼく、男の子も女の子も好きだからさー…

でもー今は勿論、
日向が一番だよー♪」

「違うっ!!」

「えー…?
手にちゅーした事じゃなくてー??」

「その前っ!!!

あの、蹴りっ!!!」


「あー、それかー」

当たり前だろっ!!!

未来は、
左手の人差し指で
自分の下唇を

軽くぷにぷにしながら
喋りだした。

「ぼくの父さん、

ハリウッドとかに出張したりしてー、

映画の撮影中、役者に格闘技の指導したりする仕事やっててねー。」

映画スターの指導っ?

「父さん自身、
色んな格闘技、
マスターしてたからー

ぼくも
、小さい頃から色々と
鍛えられたんだよねー…。」

そ、それで、
反射神経もいいし
あんなに強かったのか…。