虹色の騎士団

「それで?

次の やりたい事って
なんなんだ?」

あ、それオレも聞きたかった!!

「ん??

それはねー…」

それは?

「ニューハーフ♪かなー?」

に………

「「ニューハーフっ??」」

いいタイミングで
オレと凛は同時に叫ぶ。

「そっ♪」

「なんで…?」

「えー…?

楽しそう…だから?」

唇を親指でこすり、
ちょっと考えてから
そう言う。

「楽しそうって…。」

凛は、呆れたように
片手で頭を軽く掻く。

「ぼくのいたホストクラブがある通りとは

ちょーっと離れてるんだけど、
ニューハーフカフェが
沢山あってさ♪

そこで働いてる人達が
手に、こー…箒持ってー、
街で、声かけたりしてるのを見てたんだよねー」

「箒持って、声かけるって…?」

「んー…なんてゆーかー

街の決まりに対するー、
『大人の抜け道』ってやつだね♪」

にっこー♪っとしながら
説明されたけど、

いまいちよく分かんねー…。