虹色の騎士団

「香澄。」

何処で買って来たのか…。

缶のミルクティーを
兄貴に差し出した。

「ありがとうございます。」

「…いいから、
大人しく飲んでいろ…。」

………こいつ、
兄貴に対しては、結構優しいのかもしんないな…。


「私達は、後から合流する。

取りあえず、お前達だけで探せるな…?」

「ん、こっちは、おっけー。」

「香澄さん、無理せず休んでいて下さい。」

「2人共、すみません……。

少ししたら、
追いかけますので……。」

オレと凛は、
公園を後にした。