虹色の騎士団

「俺達、用事があるんで…。」

流石に見かねた凛が
断ろうとした時。

それまで
うんざり顔で黙ってた
彼方先生が、

兄貴を取り囲んでる4人組の間に

ズカズカと割って入っていき……。


兄貴を腕の中に抱き締めたかと思ったら、

いきなりその場でキ、キスをっ!!し始めた……!!!

しかも…
見るからに物凄い「大人のキス」ってやつを……!!

兄貴は、
がっつりと首の後ろを押さえて抱き締められてるので、

殆んど身動きすら取れずに、
苦しそうな表情を浮かべる。

しばらくして、唖然と見ていた女の人達に向かって

唇を解放されて
ぐったりした兄貴を
片手で支えながら、

先生は、ニヤリ…と冷たく笑った。

「こういう用事で、忙しい…。

女には興味がない。

失せろ。」