素直な奴と根暗な奴 <another story>





2月



バレンタインデー当日



「ハッピーバレンタイン!」



男子はもらえるか期待する日



だけど受験勉強とかでみんな忙しいのだろう



誰もあげてる様子はない



「花山さんってさ」



「作ってないよ」



俺が言いたいのはそういうとこではなく



「いやそう言うわけではないけど



男子にあげたことある?」



「チョコ?」



「うん」



もしかして今まで好きな人がいてその人にあげてたのかと疑問に思ったのだ



「女子だけ」



「そう」



よかった



嬉しい



「それがどうした」



「なんでもない」



俺は席に戻った



この時進路調査書に"○○高校"と変更したのは言うまでもない