「…彼氏欲しい……」




手元にあるケータイで打つだけじゃ足りなかったのか、


ボソっとつぶやく

壁にもたれながら。



ぐでーっと明るくなった電球を見つめた。





ピロリーン!


よく聞くような着メロに重い頭を下に向ける。

『ガンバ☆』



リア充の友達から見捨てられた。




「…まじ滅びろ」


涙さえうっすら浮かぶ。

そしてそのまま横に倒れ顔面を枕に押し付ける。




「どおぜがれじなんででぎなぐでもぉぉ!」

※訳→どうせ彼氏なんて出来なくてもぉぉ!



ピロリーン!