「祥汰先輩!!」

感動に浸ってるときに和喜――高宮和喜『タカミヤ カズキ』がやって来た

この人の第一印象は『怖い』

「かずき、CD持ってきたよ」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」

高宮が受け取ろうとしたとき

「300円ね☆」
「「ぇ……。」」

アタシと高宮は絶句した

でも高宮は受け取った

「あ、先輩!!アド教えて下さい」

ちょっと以上に緊張していった

「あ~…いいケド、めんどいから和喜、教えといて」
「え!?僕ぅ!?」

そりゃあ~焦るわな

「僕、今ケータイないッス」
「あ、じゃあ赤外線するから」
「は…はい」

赤外線でアド類を受け取った

『中陦祥汰』

フルネームを今、初めて知った

なんだろ…この胸が高鳴る感じは…?