「もも、転んだところ見せて」 濡らしたタオルを持って戻ってきた久我くんは、地面にしゃがみ、私の膝の傷にタオルを当てる。 「お前、転んでばかりだな」 「.......それ、自分でもよく思うぅ...」 本当、私ってバカ。 それに、久我くんの前ばっかで転んでる。 「ドジだよなぁ....本当」 小学生か、とか言いながら、久我くんは苦笑する。 「しょうがないでしょっ」 バカにはされてるけど...笑ってくれるから嬉しい。 私たちのそんな姿を見ている璃恋ちゃん。 何を...考えているんだろう。