「もも!?大丈夫か!?!?」
転んだ私に気付いた久我くんが、寄ってきてくれた。
「立てるか?歩けるか?」
そして、久我くんは優しく聞いてくれる。
頑張って立ち上がろうとするが、力が入らない。
「ちょっと待ってろよ」
そう言うと、久我くんはバッグを璃恋ちゃんに預け、腕まくりをして私に背中を向けた。
「乗って」
...これって、おんぶってことだろうか。
「悪いから、いいよ」
断る言葉さえも、恥ずかしいぐらいに小さくなる。
「そんなんじゃ歩けないだろ?無理はするな、俺は大丈夫だから」
私にそう言ってくれる久我くん。
嬉しいけど、とても複雑な気分になる。

