「何あれ、やばくない!?」
「あの人、超カッコいい!!」
体育館の中に入ると、なぜか女子たちがある方向をチラチラと見ている。
「おぉぉ、これは来たんじゃないですか??」
行くぜっ、と瑠香ちゃんは私の手を引いてずんずん近付いていく。
「ちょちょちょ、待ってよ、瑠香ちゃん!!!」
必死に抵抗するも、こうなった瑠香ちゃんは手に負えない。
....降参するしかないか。
私は諦めて、この後について考えた。
きっと瑠香ちゃんはこのカッコいいとか何とか言われている男の子に話しかけるのだろう。
そして、仲良くなろうとする。
そこを謝りながら去ればいいか。
よしよしっ、これでいくぞ。
覚悟を決めてその時を待った。

