「あれで気付かない方が本当にすごい」
.....瑠香ちゃん、その鼻息、やばいよ。
「とにかく!!ももは告られて、何て言ったの?」
「んー....何も言えないうちに『返事は今度でいいからゆっくり考えて』って言われた」
「おーぅ...優しい男アピールっすか」
まぁ顔がカッコいいから、そういうことしてもカッコいいんだよなぁ、と瑠香ちゃんは腕を組んでいる。
確かに、あんましカッコよくない人に言われたとしたら....。
.........うん、失礼だけどちょっと微妙。
「でもね、久我くんってカッコいいだけじゃないと思うんだ」
私はそれから、あの日の久我くんとの出来事を詳しく瑠香ちゃんに話した。
話している間、優しい雰囲気がずっと漂っていて。
腕を掴んで連れていかれたとき、何でか分からないけど嫌じゃなかった。
むしろ、嬉しかったんだ。

