走りながら話せる場所を探していると、観覧車があるのが見えた。
そして、人が並んでいる様子は見えない。
俺はそこへ向かって、走った。
「お気をつけてお入りくださいー!!」
スタッフの響く声を背中で聞きながら、俺らは観覧車の中へと入った。
なんか、勢いで来てしまったが...。
俺、何やってんだ?
自分でもびっくりするほど焦っている。
ももが誰かにとられそうで。
「あ...あの、久我くん?」
どうしたの?と俺の顔をのぞき込んで見るように上目遣いのもも。
ちょっとだめだって。
俺...抑えられなくなるよ?

