俺はもともと視力が悪く、遠くのものはあまり見えないが、ももだけはすぐに分かる。
だから、今回もすぐに分かった。
ももは、何人かの友達と楽しそうに話している。
その中の1人は板垣だ。
あとのもう2人は…男?
そんなことを考えていると、不意に板垣がこちらを向いた。
そして、ももに耳打ちしている。
もも も、こちらに気付いたようだ。
「ひ、久我くん!?!?」
「...やっぱりももだったか」
俺が近付くと、ももの近くにいた2人の男と目があった。
あれ、こいつらって...。
「翔希...?久しぶりだなぁ!!」
...あぁ、松居と安田か。

